あがたの森文化会館、震度6強で倒壊の恐れ。南・西外堀用地に自然由来の鉛検出。19日の教育民生委員会の審査内容。

青木たかし

2018年04月20日 19:51

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。


先日、議会報告会があり、担当する教育民生委員会の報告をさせて頂きました。




今回は、19日にあった教育民生委員会の審査内容について報告します。


◯南・西外堀復元事業の用地において、基準値0.01mg/Lを1.1〜3倍超える鉛が検出。
検出の報告であり、土壌入れ替えなど、今後の対応はこれから検討していく。
広い範囲に広がっていて、基準値の10倍以内であることから、人工的なものではなく、自然由来のものと判断。

○松本市歴史文化基本構想の策定について。5年かけて策定し、県内初で、地区住民との協働で作成は全国初。
これに対するパブコメを実施し、1人から2件あった。文化財の写真のキャプションに地区名を記載し、文化財写真を増やして欲しいとの意見を反映。冊子は今年度中に作成。

これまでは指定した文化財の支援だったが、今後の方針として、松本市は未指定も含めて積極的な保存活用を支援していく。これらをまつもと文化遺産(仮称)として指定し、地域で守り、活用する支援策を展開していく。

さらに、今年度、まつもと文化遺産の固定資産税の軽減策を検討する。

文化財に指定された土地・家屋については、その使用に制限がかかることから、国指定になれば固定資産税軽減措置がある。市指定では減免措置があるものの、県指定は措置がなかった。そのため、指定格上げとなると、全額課税となることもあったため、国指定と同様の軽減措置を検討する。

○28年から着手していた重要文化財旧開智学校の耐震診断が完了。
震度6強〜震度7で倒壊の危険性があるものの、極端に危険な状況が確認できる箇所は認められなかったため、耐震化については計画的に対応する。まずは、施設入り口に診断結果を表示する。

○窪田空穂記念館にて、庭木の10mを超える高木の枝が1m折れ、隣家に駐車していた車両の屋根を損傷。被害額は保険対応となり、高木の高さ調節を含めて再発防止に取り組む。

○松本市国民健康保険第2期保険事業実施計画(データヘルス計画)案に対するパブコメの結果について、パブコメは0件。

教育民生委員協議会出された意見の対応として、重症化予防のため、31年度を目途に、糖尿病治療中断者(643名)への働きかけをしていく。

また、若い世代への対策として事業項目に「40〜50代の被保険者に特化した受信勧奨の実施」を追記。

○すこやか食プランまつもと(食育推進計画)のパブコメに1件意見。若い世代を対象とした具だくさん味噌汁運動を展開して欲しいとの意見を反映することに。
教育民生委員協議会の意見として、伝統野菜のPRも明記。塩分測定などの実践的な方法を取り入れる。

○松本市立病院の民事訴訟について
合併前の旧波田総合病院(現松本市立病院)にて、平成21年10月4日未明に救急搬送された児童が、同日早朝に帰宅後、脳ヘルニアにより死亡したことについて、市と担当医師が提訴されていた件で、1審では市側が無罪となったものの、2審で市側敗訴となったことから、最高裁に上告。

・前医において偏頭痛の診断、治療を受けている

・脳発達段階にある小児の被曝をなるべく避けるため、CT検査を避けたい

ということから、患児に CT検査を取らなかったことは、医学的知見からは不適切な判断とは言えないということで、市側は上告し、最高裁の判断を仰ぐこととした。


すべて報告事項として議会に諮られたものとなっていて、土壌汚染や耐震工事、上告の件も、今後の対応が改めて議会側に協議されることになります。

それでは、また明日。



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