【村井駅改修】3案の可視化されたデザインコンセプトが示される。住民アンケートを駅にて29、30日に実施予定。
こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。
先日、村井駅整備推進協議会が開催され、ついに
可視化されたデザインコンセプトが示されることとなりました。
まず、現在の3階建て案は、次のようなイメージとなっています。
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1階部分に多目的・交流スペースと駅構内営業スペースが検討されている
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2階部分に多目的・交流スペースと業務支援センターが検討されている
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3階部分に駅事務室と改札、トイレができる
・エレベーターで各階に降りられる
・1〜2階を繋げられるような利用方法を考えていく
・自由通路を通って、東口3階部分に渡ることが出来るようになる
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入り口と出口が異なる通り抜け可能なエレベーターの設置についても考慮して、4つのエレベーター設置を検討している。
配付資料
建物の構造を決めていかないと詳細設計が決まらないため、
どのようなイメージの建物にしていくかが今の課題です。
どんなコンセプトの駅にしていくか、地元の意見を聞くため、地元説明会を本日5月28日(火)夜に村井第1公民館にて開催し、加えて、村井駅にて、利用者アンケートを実施します。
・駅舎デザインアンケート調査実施日
5月29日(水)、30日(木)
・アンケート用紙配布時間
7:00〜9:00及び13:00〜15:00
※上記以外の時間帯は、駅待合室内の机の上に、用紙が置かれているため、終日回答することが可能
アンケート調査用紙のサンプル
そして、JRと市が協議して作成した3つのパターンが示されています。協議会で説明された3案は次のものです。
配付資料:3案のイメージ図
A:雁行(雁の群れがななめに飛んでいることをイメージした建築様式)
村井駅周辺の扇状地、フランス式階段工などの特徴的な地形を、雁行形状としてデザインに取り込みます。段々状の建物で、各面に大きな窓を設けることで、多方向に開かれ、
まちの核となるようなランドマークとすることを目指します。
木目ルーバーを用いて、ガラス素材によって内部の透明感・視認性を向上させます。
JR柳川駅(福岡県)も似たようなコンセプトで、
松本周辺には事例がない様式の建物となるため、この案となれば目立つこととなりそうです。
グッドデザイン賞を受賞したJR柳川駅
https://www.g-mark.org/award/describe/42997
B:切妻
村井宿の建物を連想させる切妻型の屋根形状を取り入れます。古くからの町並みを想起させるデザインで、
地域としてのまとまりをもたせる構成を目指します。
木素材やなまこ壁を用いることで、
まちの景観を損なうことのない構成とします。
広丘駅がこれと似たような様式となります。
C:曲面
信州スカイパークでみられる曲面的なイメージ。
「村井と小屋、東西を結ぶ新たな駅」として、村井に点在する魅力を包み込むようなイメージを目指します。
アルミや金属素材を多く用いることで経年劣化も少なく、曲線や流線的なデザインで、近未来的な印象を与える駅となります。
平田駅がこのデザインコンセプトと似ています。
いよいよイメージが見えるようになってきた村井駅改修事業。今後、半世紀以上にわたって村井を象徴することになる駅のコンセプト。ぜひ、多くの皆様に村井駅にてご意見をお出し頂き、後世に誇れる村井駅を目指していきましょう!
今後の流れについては、次の通りです。
6月中に駅舎デザイン案を絞り込む
令和2年度 工事着手(まずは、自由通路から)
令和3年度 本体工事着手
令和4年度 供用開始
それでは、また明日。
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