2019年03月02日

牛伏川100周年にあたっての今後の維持・活用と、アーティストバンクの活用について、12月議会で一般質問。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

12月議会の議事録が公開されましたので、12月定例会の一般質問について報告させていただきます。

今日は、牛伏川階段工の維持・活用と、アーティストバンクの活用についてです。


100周年記念事業の現地視察

牛伏川階段工は、今年で100周年を迎え、県内外から多くの方をお招きし、その価値がふたたび注目されることとなりました。地元ではボランティア団体がその維持・保守から、観光客の案内までを担っていて、その継続性が懸念されています。そこで、12月議会にて、

1,階段工の観光や防災施設としての活用について

2,階段工の保守・保存への行政としての支援について

3,今後の教育現場での活用のあり方について

の3点を質問しました。以下、実際の答弁です。


◎建設部長(小出光男)
 牛伏川階段工の活用及び保守・保存の支援についてお答えいたします。
 まず、今後の活用のあり方についてでございますが、長野県では、このたびの100周年記念行事が一過性のものにならないよう、検討委員会などを組織し、今後の活用について検討をしていくことでございます。
 松本市といたしましては、ホームページや文化財マップに掲載するなど周知に取り組んでおりますので、これを継続するとともに、長野県あるいは地元の皆様方と協力、協働をしまして、観光や防災学習などの場として活用を考えてまいります。
 また、特に地元の皆様には、引き続き地域の宝として、誇りと愛着を持って次世代に引き継ぎ、地域活動の場として積極的にご活用いただきたいと考えております。
 次に、保守・保存の支援についてでございます。
 牛伏川階段工につきましては、河川管理者であります長野県松本建設事務所が維持管理を行っております。また、議員からご紹介がございましたように、地元の内田地区の皆様や団体の皆様もボランティアで草刈りや日常の清掃などの環境整備に御尽力をいただいております。長野県からは、この完成100周年を機に、新たな維持管理に関して検討をするとお聞きをしております。松本市といたしましては、長野県に対し地元への支援についても検討をお願いするとともに、長野県や地元の皆様が行う環境整備など維持管理に協力をしてまいります。

◎教育長(赤羽郁夫) 〔登壇〕
 お答えをいたします。
 重要文化財であります牛伏川階段工は、防災施設、文化財、親水公園など、多様な側面を持つ施設でありまして、観光資源だけでなく、自然体験や学習教材など、さまざまな活用の可能性を持っています。私もたびたび現地を訪れ、四季折々に移り変わる自然のすばらしさに触れ、親子が安全に自然と触れ合う憩いの場であると感じています。同時に、訪ねるたびにその技術力の高さに圧倒され、災害克服に向けた先人たちの強い思いを感じております。
 議員ご紹介のように、今回100周年記念式典のシンポジウムにおきまして、地元明善小学校5年2組の子供たちが、牛伏川階段工にかかわるすばらしい総合的な学習の時間の取り組みの成果を発表しました。学校からは、今後も5年生の大切な学習として、代々引き継いでいきたいと伺っております。
 また、中山小学校や明善小学校では、遠足の目的地として、市内3つの中間教室では、合同校外学習の目的地として現地を訪れ、豊かな自然を満喫しております。
 そのほかの学校では、職員研修として現地を訪れたり、社会科教師の同好会が、地域素材の教材化に取り組むなど、治山治水施設の歴史について学ぶよい機会を得ております。ただいま申し上げましたように、牛伏川階段工につきましては、多様な学びができる松本市の重要な学習教材の1つでありますので、引き続き継続的な活用に取り組んでまいりたいと考えております。


以上が答弁でした。松本市として維持管理にも協力していくことや、一過性とならないよう、防災や観光の活用を考えていくことが示されました。

次に、アーティストバンクについて。



こちらの記事に制度概要は書きましたが、アーティストバンクとして募集をしているものの、ひとを集めた一方でその活用がまだまだ図られていないという実態がありました。そこで、今回の質問では、制度活用の実態と、さらなる活用について質問をしました。以下が答弁です。


◎文化スポーツ部長(寺沢和男)
 アーティストバンクについてお答えいたします。
 アーティストバンク松本は、松本に在住、活動する若手芸術家等の支援を目的に設置し、現在、アーティストや楽都・松本ライブ出演者の情報156件を市公式ホームページに掲載し、広く市民の方へ周知するほか、地区公民館等にポスターを掲示するなどして情報提供をしております。
 情報提供後は、アーティストの活動内容や連絡先などのお問い合わせをいただいているほか、市内小学校のシンボルマーク制作や老人ホームでの演奏などの活用実績も確認しております。
 しかしながら、登録者と利用者間で直接交渉する運用のため、詳細な実績は把握できておりません。昨年8月に始めた制度でありますので、まずは内容の拡充に注力してまいりましたが、今後は活用実績の情報収集に努めるとともに、多くの方々にご活用いただけるよう、地域や庁内への積極的な周知を図ってまいりたいと考えております。また、アーティストが活躍できる環境づくりのため、議員ご紹介の他市事例も参考にしながら、人や活動を結ぶことのできる職員や市民プロデューサーの育成、国等の補助金に係る情報提供など、松本ならではの取り組みを進めてまいります。


以上です。他市事例も参考に、さらなる活用を図り、市民プロデューサーの育成などの取り組みも進めることが示されました。以下、実際の質問文となります。このほかに質問した外堀復元などのテーマについては改めて記事にします。



 松本市内田の牛伏川にある階段状の石積み水路でありますフランス式階段工、こちらはことしで完成100周年を迎えました。この件については、吉村議員からも質問された経過がございますが、10月19日に開催されました100周年記念事業を受けて、改めて市としての考えをお伺いしたいと思います。
 私も現地見学会とシンポジウムに参加させていただきましたが、現地見学会では、県内外から150人の参加者があるなど、階段工の価値が全国的に認められているものであることがうかがえる盛況な事業となりました。このシンポジウムの中では、明善小学校の生徒が、この記念事業に当たっての学習成果を発表しており、この階段工がなければ、自分たちはここにいなかったかもしれないというような子供たちの発表を聞いて、地元の皆さん、大変感銘を受けておりました。今回の式典で、単発で終わることのないように、さらに地域や学校等で、学習教材として継続的に活用していただきたいと願う声を当日もお聞きしましたが、本件に関する教育長の所感と見解をお伺いしたいと思います。
 また、この記念式典によって注目が集まりまして、地元の地域からも、もっとこの階段工を多くの人に知ってもらいたい。もっと活用することはできないのかといった声も上がっているところです。県の整備によって、半ば公園のような整備となっておりますが、子供も多く来ていることから、南部に位置する市民の憩いの場としての活用、あるいは東雲の道と呼ばれる観光ルートへの接続、また重要文化財馬場家住宅が近くにありますので、こちらとの連携であったり、そして本質であります防災を学ぶ施設としてなど、この貴重な資源を広く知ってもらい、活用を願う声をよくお聞きします。地元でも機運が醸成されてきていると感じる今ですが、今後の活用のあり方について、市としての見解を伺います。
 一方、そういった活用を求める声がある中、階段工周辺の維持管理のあり方が課題ともなっています。ここの保守を任されているのは、設立の経過からいえば、まさに有志のボランティア団体の皆さんです。構成員は12人ほどで、会員の高齢化によって、今後の継続については限界を迎えているという声が聞かれます。地域の子供たちも遠足等で毎年訪れ、テレビで紹介されてからは観光客にも知られる場所となったことで、昨年は1万人、100周年のことしは1万2,000人ほどが訪れる見込みだと地元の方からお聞きしました。このため管理する団体では、訪れる人が安心して、また快適に、そして視覚的に階段工を見られるようにするため、夏場における複数回の草刈り、トイレ清掃に始まり、現地案内の依頼があれば対応をし、資料の印刷、発送も手がけているとのことでした。
 今回の階段工にあるトイレ更新の際には、ボランティア団体がその利用者数の調査を行い、くみ取り式だったころは、その容量の確認と報告も行っていたようです。こういった維持管理の経費は、単なる原材料費のみならず、相当な実務管理のコストが発生しているものと推察されます。年間1万2,000人が来場する場所を、たった10人前後のボランティア団体で管理保全を行うのは限界で、手に負えなくなっていると思います。今の維持管理体制のままでは、将来的に立ち行かなくなることが今からでも容易に想像できてしまいます。将来の階段工のことを考えますと、こちらは大変重要な課題であり、地元の松本市としても真剣に考えなければならないテーマであると私は考えます。県の管轄であるとするのではなく、市としても将来のことを考え、危機感を持って、今のうちにどういった体制をとるべきなのか、その対応策を検討するべきであると考えます。このように地元の方々が整備をされる前は、草木が放置された状態であったことはもちろんですが、そのころは不法投棄がとても多かったと聞いています。ここを定期的に草刈りをして、そして子供たちが訪れるような場所となったことで、最近では不法投棄もなくなってきたということも聞いています。記念事業の中でも、もともと参考としていたフランスにある階段工は、その後の管理がなされず、見る影もなくなってしまっているというお話もお聞きいたしました。今後の保守・保存のあり方について、松本市民が活用し、松本市民が保全をしていることから、本市としてもこの方策を考えていただきたいと考えます。今後の保守・保存の支援につきまして、市として行うことについての見解を伺いたいと思います。
 続きまして、件名3のアーティストバンクについてお伺いします。
 松本市では、文化芸術を担う人材育成策の1つとして、市内で活動するアーティストの情報を集積し、ホームページで公開するアーティストバンク登録制度、こちらを昨年から始めています。そこではアーティストの活動や発表の場を創出し、また若手アーティスト同士の交流を図ることで、市民が文化芸術に触れる機会をつくることを目指しています。この4年間で、市民が芸術に触れられる機会の創出こそ、真の楽都松本を目指すのに必要だと私、申し上げてきましたが、楽都・松本ライブも実施される中、こちらのアーティストバンク制度、非常に重要で期待されている取り組みであると感じます。
 このように市民から期待される事業であるからこそ、よく聞かれるのが登録をして情報を集積するだけでなく、しっかりと活用につなげてほしいという声です。まず、アーティストバンクの現在の問い合わせ実績と活用実績がどの程度あるのかを伺います。
 このアーティストバンクは、ただ情報を集めるだけではなく、先ほども申し上げましたが、いかに活用するかといったことが重要です。今、地域ではよくお聞きするんですが、例えば、毎回恒例となっているような町会行事で企画を考える際に、何か目新しい特技、技能を持った人を呼びたいものの、そういった人を探すことに苦労しているといったお話をお聞きします。1つ事例としまして、札幌市では、札幌市アーティストバンクという同じような取り組みが運用されてきましたが、ことしからこれにかわる制度として、アーティストを必要としている市民や団体等からの相談受け付けを始めました。こちらでは対面で文化芸術活動について相談を受けているスタッフがいるなど、その相談体制を整え、またホームページ上でも、アートスペースや助成金の公募情報等、ボランティア紹介等の情報提供も行っています。松本市のアーティストバンクの活用につなげるため、松本市においてもコーディネーターや拠点を設置するなど、地域のアーティストが活躍できる環境を整えてほしいと考えますが、こちらについての見解もあわせて伺います。



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Posted by 青木たかし at 17:23Comments(0)防災楽都観光

2018年11月13日

楽都松本を底上げする「アーティストバンクまつもと」の更なる活用のため、積極的な参加・登録を!

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

今日は午前中に信州大学キャンパスへ行き、公開授業を受けてきました。



草間彌生の芸術というテーマで、草間さんの生い立ちや作品、技法、西丸先生との出会いについて知ることができ、一層草間作品の魅力に近付けたような気がします。



その後、担当課でお聞きしたのが、松本市で取り組んでいる「アーティストバンクまつもと」について。

「アーティストバンクまつもと」
松本市ホームページ https://www.city.matsumoto.nagano.jp/miryoku/bunkageijutu/art.html



詳細はリンク先にあるとおりですが、アーティスト同士、特に若手のアーティスト同士が交流・情報交換ができるようになったり、オファー希望の方とマッチングできたりといった効果を期待して作られたものです。

平成28年末から募集を始め、29年8月からアーティスト情報を一覧で公開しています。現在では、80名以上のアーティストが登録されています。

「もっとこの制度を活用できるような体制づくりを!」という声を多くお聞きしています。まずは、登録者数をさらに伸ばすことを目標とし、それから活用へと展開していくことを目指す方向性もあるようなので、ぜひみなさんの積極的な登録をお願いします!

申請はこちらから→
「アーティストバンクまつもと」への登録者を募集します! 松本市ホームページ https://www.city.matsumoto.nagano.jp/miryoku/bunkageijutu/bank.html


調べてみると、全国的アーティストバンクの取り組みは行われていて、都道府県主体で整備している所も少なくないようです。札幌市では、マッチングのコーディネートをする相談体制も整え、アーティストが活用できる助成金等の情報も整理されているようで、こういった体制が松本でも活用の方向性として検討してみたいです!
https://www.sapporo-community-plaza.jp/scarts_support.html


松本市では、マッチングの成約件数を追跡調査できていないようなので、そういった体制も整えることでさらなる活用に向かえるよう、機会を見つけて求めていきたいと思います。

それでは、また明日。



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Posted by 青木たかし at 20:38Comments(0)楽都

2018年11月02日

小諸市の停車場ガーデンを視察。松本市内でも、市民協働でガーデニング空間はできるか

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

本日は、小諸市にある停車場ガーデンを委員会として視察してきました。NPO、市民協働のモデルケースであり、とても参考になったので、ブログで共有させていただきます。

※念のため、これは私個人が計画して行った視察ではなく、建設環境委員会として計画された視察です。下記の内容は、私の視察報告書の一部を抜粋したものです。

○停車場ガーデンとは?

停車場ガーデンは、市民参加で計画され、NPOが運営する公園で、開園から10年継続しています。四季折々の草木や花、おしゃれなオープンカフェ&ショップがあり、小諸宿の本陣主屋を復元した施設ではその歴史と手仕事の魅力を体験できるようになっています。



元は、小諸城が位置していた場所であり、その後、電車の停車場となった後、周辺に民間商業施設・娯楽施設が立ち並び、月極駐車場として広がっていました。駅前の物寂しい空間を盛り上げ、元気にしようということでこの計画が立ち上がりました。

2014年に全国の市民による優れた緑地管理を選定する緑の環境デザイン賞・特別企画において、「国土交通大臣賞」を受賞されました。2008年にも計画段階で設計案に対して大臣賞を受賞されているため、2度目の受賞となるようです。


○専門家・市民・行政が三つ巴となった協働モデル

一般的に、公園管理はできるだけ手がかからないように植栽なども考えることになりますが、この公園では、指定管理者制度によって管理をNPOに委託することを前提として計画を進めました。そのことで、自分たちで管理することを前提に市民有志と専門家が一緒に、理想のガーデニングの絵を描くことにつながりました。専門家と市民と行政が三つ巴となって協働したことにこの公園の特徴があります。

まず、この場所のもつ魅力を考える上で、ワークショップを重ね、その中で出てきたのが、「花をいっぱいにしたい」「ゆっくり過ごせる空間にしたい」「おしゃれなカフェを設置したい」といったもので、実際に現実のものとなっています。



その後、造園家のとりまとめた設計案が「緑のデザイン賞」で国土交通大臣賞を受賞し、800万円を獲得したことで自由にガーデニングを行うことができたといいます。造成と建物は市の予算で設置しました。実施設計段階では、公園管理の担い手の育成も視野に入れて、「緑の学校」と「食の学校」を設置することも並行して進めており、担い手を育成した段階で公園を供用開始としたことが特徴としても挙げられています。

市民の手を借りてどれだけ巻き込み、愛着をもってもらうかが重要であり、庭の管理に関わる人を広げて、共に学びながら設計に反映させていく中で、「自分たちの庭」という意識を醸成させていったといいます。また、極力行政主導とせず、形式的なものを排して市民が自主的に進めていったことも成功要因のひとつとして紹介されました。





○当初からブレないコンセプト「食と緑でまちを元気に」

ここのカフェで提供するのは地元食材を使ったもので、ショップでは道の駅のように、地元のパン屋さんやお菓子屋さんの品物、クラフト品から農産物も販売しています。
このカフェ&ショップは、本来「公園管理棟」のはずでしたが、事務所よりも、庭と一体になった開放的でおしゃれなカフェ&ショップの方がまちの活性化につながると考え、現在の形になったといいます。ただ、カフェ運営ノウハウをNPOでは持ち合わせていなかったため、3年前から影の運営は専門業者に委託をすることとなりました。結果、効率化と料理の質向上が図られ、地域の植物を活用した商品開発にもつながっています。



今、このエリアは新しい企画として各種イベントを開催したり、夕暮れにはワインを楽しんでもらうなど、駅前のにぎわいを生み出す場所となっています。



○隣接する公共施設も再利用し、管理にも工夫を凝らす

このガーデンエリアに隣接して、小諸宿の本陣を復元した市営歴史資料館があったのですが、来館者が少なく採算が取れなかったため、2005年から6年間休館していました。このエリアの造成にあたり、公園との一体的な活用を図ろうと、こちらの管理もNPOで受託することを考えたそうです。

その際、常駐スタッフの確保が課題となっていましたが、共同ギャラリーを持ちたいと願っていた手仕事作家のグループに、作業場兼ギャラリーとして使ってもらう代わりに常駐してもらうことを発想。1年の実験活用を経て、2012年に歴史的建物の公開&手仕事ギャラリー&ショップとして再オープンするに至りました。今はNPOが指定管理者となり、手仕事グループメンバーが運営し、建物を公開しながら毎月展示会や講座を企画・開催しています。



○公園を介して生まれる、人と文化の交流

この公園は、指定管理者であるNPO法人こもろの杜が市から管理運営を受託しています。NPOスタッフは積極的に「緑の学芸員」として、いろいろなグループのやりたいことをサポートし、様々な才能を持つ人材を見つけては企画を持ちかけ、団体や人のコラボレーションを仕掛けたりしています。



若い人から年配の方まで、自分たちの生きがいや活躍、表現の場を求める人たちの交流から生まれる力を、まちの想像力につなげていきたいという願いがあるそうです。


○プロセスに大きな価値

2005年、小諸市は空地になっていた駅前のこの場所を公園とすることを決め、それ以上のことは白紙の状態のまま、市民参加のワークショップ「駅周辺まちづくり・アイデア会議」を実施し、その運営をNPO法人小諸町並み研究会に委託しました。

参加者は公募で150人(延べ4回)。テーマ別に話し合う経過で、提案を実現させたいという市民有志の動きが生まれたといいます。2007年度にその参加者の中から、専門性とやる気のある人を中心に運営計画づくりをすすめ、2008年度にNPOこもろの杜立ち上げに至りました。これを受け、市はこのNPOに運営委託する方針を固めています。

このプロセスの中で、市は設計業者とは別に施設のプロデュースを小諸町並み研究会に委託。備品一つにしても、普通なら業者入札で適当に既成品を揃える所を、「施設のコンセプトに合ったものをできるだけ安く」というスタンスで、たとえばカフェのテーブルは地元デザイナーに依頼し、予算オーバーの部分はみんなで作業を手伝いました



行政やコンサルタントが先に設計を進めてしまい、運営者をその後に選定するという手順ではなく、市民・専門家の人材集めから始まり、関わる人の体制を形成しながらその人たちが想いを持って運営できる施設をデザインしていくという参加のプロセス設計は、時間はかかりながらも、高齢化の進む中心市街地において、新しい人材をまちづくりに呼び込み、活躍してもらうという目的においては理想的なプロセスです。
この取組によって、協働のノウハウも培われたとのことでした。


○組織体制について

立ち上げをプロデュースしたNPOのプランナーが担当理事として全体をまとめ、常勤1名(施設長)、非常勤3〜4名で公園管理とショップを回しています
初代施設長は計画ワークショップに参加した地元園芸家、2代目は全国にガーデナーを公募して、若さと専門性を備えた人材を獲得したといいます。NPO専従は施設長一人ですが、他にも主に子育ての終わった数人の女性スタッフが、庭仕事、ショップ運営、講座やイベント企画、広報にあたっています。経理部門は、商店経営者のNPO理事が裏方で支えています。
その他、多くのボランティアスタッフが、この公園の維持管理や、企画運営に携わっています。


小諸駅のすぐ目の前にある停車場ガーデン

○地元の理解と観光客の増加

これまでの経過で、やはり地元の理解は課題として挙げられていました。地元商店街との調整や音の問題もあるそうですが、地道に説明を続けているとのことです。来訪者の実績や良い感想が上がっているので、それをもとに商売に繋げてもらえるように伝えています。
また、現在この公園は、市民と観光客が半々で利用しており、どちらかに偏ることのないように、バランスを取って運営していくことに注意をしているとのことでした。




実際に現地を視察すると、そこにいるだけでも癒やされる憩いの空間となっており、ガーデニングの効果や価値を再認識することができました。子どもたちの通学路になっていることも、非常に意義深いと感じます。松本でも、駅前に留まらず、各所においてこれを参考に展開できる可能性を感じています。

高齢化の進む各地域において、住民の生きがいやコミュニティづくりにもつながる本事例は有効な取り組みであり、いかに初期段階から住民を巻き込み、当事者意識を持ってもらうかというモデルケースとして大変参考となりました。松原モールでも、展開できないかと想像を膨らませていました…。





それでは、また明日。



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Posted by 青木たかし at 20:23Comments(0)楽都中心市街地活性化観光視察・研修

2018年03月03日

本日から、草間彌生展が松本市美術館で開展。市内も草間さんの水玉一色に。特別展もさっそく見てきました。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

草間彌生展がついに始まりました。









松本市美術館の中庭には、草間彌生さんの象徴でもあるおおきな黄色のかぼちゃが展示されています。

私が気になったのは、序盤の世界観に触れられる体験型の作品。

第1会場にある、生活感のある部屋全体が水玉で覆われていて、ブラックライトでその水玉が発光している部屋や、第2会場では天国へのはしごやゴッドハートはとても印象に残りました。

あまり時間がなく、今回はさっと見ただけなので、また改めてゆっくり鑑賞したいと思います。



美術館の外観


まちを彩る水玉のフラッグ


今回の特別展にあわせて、街なかにも作品が展示されています。


イオンモール松本空庭にある作品

ブエナビスタや、松本駅前のバスロータリーにも作品が設置され、4月オープンの信毎メディアガーデンにも展示予定です。

タウンスニーカーや新宿間の高速バスには、これまで通りバスへの水玉ラッピングが施されています。

内覧会では、美術館として松本市が文化的先進都市であることを全国的に発信したいとの意気込みも語られました。今回の特別展を契機として、いかに松本市の文化度向上とブランド発信をできるかが重要だと思っています。今後の取り組みを追っていくつもりです。

撮影スポットも多く、Instagramで共有するタグも用意されています。まつもと市民は特別割引があるようなので、この機会にぜひ多くの方に鑑賞いただきたいです。

それでは、また明日。

  


Posted by 青木たかし at 15:49Comments(0)楽都

2018年02月10日

松本市で過去最大規模の草間彌生展、前売りチケット販売中。200円安くなり、スマホ画面がチケットになります。

こんにちは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

こちらの記事に書いた通り、松本市出身の草間彌生さんによる特別展が松本市美術館で開催されます。




専用のホームページも公開されていて、Twitter、Facebookで情報を発信しているようなので私も早速フォローしました。

https://kusama2018.com


グッズ付き前売り券も好調に販売されたようで、私もグッズつきではないですが、前売り券を購入しました!

チケット購入は美術館に行く必要がなく、ネット上で完結し、プリントアウトせずにスマートフォンの画面を見せれば入場できるシステムになっていました。

また、当日券より200円安くなるので、下のリンク先から確認してみてください。

草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて|公式オンラインチケット http://www.e-tix.jp/kusama2018/



12月議会の質問で取り上げた内容なのですが、インバウンド対応の一環として、美術館でクレジット決済の導入がされることとなっています。



こちらの記事の段階では、カードはコンビニでのチケット購入のみ決済可能となっていましたが、お聞きすると、美術館でのクレジット決済にも対応する検討もされているようです。

多くの国内外の方に、松本市のことをPRするきっかけにするとともに、「草間彌生さんの出身は松本市」ということを定着できるような取り組みにつなげる機会とできるよう、議会でも取り上げていきたいと思っています。

それでは、また明日。




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Posted by 青木たかし at 13:42Comments(0)楽都

2017年11月19日

過去最大規模の草間彌生さん特別展が松本市美術館で3月3日から開催。123日間の期間中に10万人の来場予想も。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

しばらく視察や出張が重なっていて、更新が止まってしまいましたが、また12月議会に向けて書いていきます!

14日、教育民生委員会で、3月に開催する草間彌生さん特別展の詳細が報告されました。



今年は松本市市制施行110周年ということで、多くの記念事業が実施されてきましたが、そのフィナーレに位置づけられるものがこの草間彌生展になりそうです。

期間は平成30年3月3日(土)〜7月22日(日)の123日間

他の美術館を含む巡回展ではなく、松本市美術館単独での開催で、「これまでにない規模」での開催が予定されています。


2012年にも個展が開催されましたが、そのときは103日間で73,000人が訪れました。今回は、10月に新宿で草間彌生さんの個人美術館が開館したこともあり、そのとき以上の来客があると想定されています。市では一日あたり700人の来客を目標としていますが、10万人を超える可能性もあると見込んでいます。

市でも、その場合の駐車場確保(美術館には80台しかない)、渋滞対策、観覧者の安全確保策を検討しながら、実行委員会形式で展示詳細を調整しているとのこと。

市からは「草間さんのふるさとが松本であることをアピールできるような展示を目指す」といった説明もあり、議員からも「今回の展示が単発で終わることなく、次につながるようなものとしてほしい」という意見も出されました。

草間彌生さんが世界から注目されている中、松本市では作品やその雰囲気が美術館の敷地内に留まってしまっているのが残念であり、松本市がふるさとであることを印象づけられるような工夫をしてもらえるよう、私も今後提案をしていきたいと考えています。

それでは、今日はここまでとして、また明日。



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Posted by 青木たかし at 00:04Comments(0)楽都中心市街地活性化

2017年07月24日

野村総研による松本市の成長可能性6位はどういうこと?何のデータを指標化している?公表されている情報をまとめました。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

先日も記事にした野村総研(以下NRI)による成長可能性ランキング。具体的にどんなランク付けがされたかはこちらを御覧ください。



このランキングに関心がある方も多く、「ポテンシャル6位は具体的にどういうこと?」「何のデータをもとにしたランキングなの?」「何を目的とした調査なの?」など、話題に取り上げる方も多いので、今回はこの調査について現段階で明らかになっていることを整理したいと思います。

内容はこちらで公開されているものです。

ランキングによる都市の持つ「成長可能性」の可視化 ~地方創生の成功の鍵はどこにあるのか~
http://www.nri.com/jp/event/mediaforum/2017/forum255.html


目次
1,世界から外貨を獲得できる自立した都市「ローカルハブ」になれるポテンシャルが松本市は全国6位
2,なぜ地方都市はローカルハブを目指すべきなのか?
3,ローカルハブになるために必要なこと
4,ランキングを作成した目的は、ローカルハブになりうるポテンシャルを持った都市を浮かび上がらせること。
5,どういった指標でランク付けしているのか?
6,松本市の具体的な評価は?



1,世界から外貨を獲得できる自立した都市「ローカルハブ」になれるポテンシャルが松本市は全国6位

地方創生の一つの理想像は、地方都市が、大都市に依存せず、自立して世界とつながって、外貨を獲得できる「ローカルハブ」になること。
各都市が、国内の限られた市場を奪い合うのではなく、自らの強みを活かし、他都市と差別化しながら、地域経済の核である「ローカルハブ」となって世界と結びついていくことができれば、日本が総体として成長していくことができるようになります。

さらに、多様な「ローカルハブ」を育てていくことは、地方創生だけでなく、災害に強い強靭な国土を実現していくことにもつながることから、国は各都市の強みやローカルハブになる (自立する)ポテンシャルを踏まえて、効率的・効果的に投資を行っていくことが必要です。

そこで、今回のNRIのランキングは、海外で成功している「ローカルハブ」の都市事例を参考に、「 産業基盤があり、ビジネスを創出して持続的に成長できる力があるか」のポテンシャルを評価したものとなっているようです。

その評価の視点は、 「多様性を受け入れる風土」、「創業・イノベーションを促す取組」、「多様な産業が根付く基盤」、「人材の充実・多様性」、「都市の暮らしやすさ」、「都市の魅力」の6点。

この評価をもとに、松本市はポテンシャルが6位であるとされました。具体的には、多様性を受け入れる風土や都市の魅力という点が評価されているようです。



2,なぜ地方都市はローカルハブを目指すべきなのか?

都会から地方に戻る意思のある人は約3分の2と多いが、収入や待遇が維持できる仕事があるかどうかがネックとなっています。地方創生を進めるためには、地方に産業を創発し「しごと」を生み出していくことが重要です。

この地方創生に成功しているのがドイツで、 10万人規模なのに、生産性で大都市を凌駕する地方都市が多数存在しているそうです。

その中で生産性の高い都市は「内発発展型」と呼ばれていて、その地域に進出したグローバル企業と地元企業が結びついて、世界から外貨を稼ぎ、地域経済を牽引することができているとのこと。

地方は大都市に人材を供給し、財政支援を受ける「大都市依存型」の構造にありますが、今後は、大都市から自立して地域を牽引する「ローカルハブ」を目指すべきであるとしています。



3,ローカルハブになるために必要なこと

地域で人材・企業を育成し、 世界で勝負できる商品を輸出することができればローカルハブとなれます。

そのためには、「大手企業や大学・研究機関の立地」と、それを核とした「ビジネス創出を促す仕組み」、優秀な人材をひきつける「寛容な風土」と「都市の魅力」の存在が必要です。

「大手企業や大学・研究機関の立地」については、ドイツのローカルハブであるレーゲンスブルク市は、 大手企業と中堅企業との共存が最大の成功要因とされています。

アメリカのオースティンやシリコンバレーも、大学や地元の大企業が基盤となって、 スタートアップが創出される「ローカルハブ」となっています。

大手企業がローカルハブに立地する理由は、ローカルハブの持つ資源(良質な人材、先端的な研究開発成果等)を活用し、事業の競争力を高められることにあり、そこをいかにアピールできるかが重要です。



また、新たな産業を創出するためには、クリエイティブな人材が住み、働きたいと思えるような 魅力的な都市づくりが必要であり、その際の重要な視点が「都市の寛容度・多様性」です。

ポートランドやシアトルは、生活の質の高さや自由な雰囲気にひかれて若い優秀な人材が集まり、それが企業集積を生んでいます。人に選ばれるまちが企業もひきつけることになっているようです。



4,ランキングを作成した目的は、ローカルハブになりうるポテンシャルを持った都市を浮かび上がらせること。

国内都市の産業創発力の現状と将来のポテンシャルを可視化し、「ローカルハブ」になりうるポテンシャルを持った都市を浮かび上がらせることを目的としたランキングとなっているようです。

これが可視化されることで、地方都市がローカルハブになっていくために、 「何が足りないのか」「今後何をやっていくべきか」がわかりやすくなります。さらに、国内外の投資家に対して、投資するに値する都市かどうか、産業が定着・発展する土壌があるかどうかを提示するという意味合いもあるようです。


5,どういった指標でランク付けしているのか?
各都市の産業創発力を、「多様性を受け入れる風土」、「創業・イノベーションを促す取組」、「多様な産業が根付く基盤」、「人材の充実・多様性」、「都市の暮らしやすさ」、「都市の魅力」の6つの視点と、131の指標を用いて評価しているようです。この評価では、ビジネス環境の充実だけではなく、暮らしやすさなど働く人や起業家が幸福を感じられる環境も重視をしてのことだそうです。ちなみに、この131の指標は、各統計データに基いているので、詳細は冒頭のURLからPDFファイルを御覧ください。

この中で情緒的な項目については、住人にウェブアンケートを行い、それを指標化しているそうです。

この評価をもとに、ローカルハブになる可能性を秘めた成長可能性都市は、福岡市、鹿児島市、つくば市、松山市、久留米市などが挙げられることとなりました。
中でも、福岡市は、産業創発力を構成するすべての要素をバランスよく満たしているとされました。これまでは、産業集積が乏しい支店経済のまちであったものの、全国最高評価の「都市の魅力」をはじめ、持てる強みを活かしてビジネスを創出し、東京・大阪・名古屋に次ぐ第4の都市圏として成長していくことが期待されると評されました。

そして、鹿児島市、久留米市、松本市、佐世保市など、一見、産業創発というイメージが乏しい都市が、 都市の魅力や多様性への寛容度等の面で、高いポテンシャルを有していて、この強みを、企業・人材の誘致、ビジネスの創出につなげていく仕組みの構築ができれば成長できるとされました。


6,松本市の具体的な評価は?

移住フェア、相談窓口、空き家バンク、職業斡旋など移住者向けの支援が充実している。多様性への寛容度が高く、地域コミュニティでも受け入れる風土がある。街の綺麗さ、静かさ、景観の美しさ、治安の良さなど安心して暮らせる要素もそろっており、住民からの評価も高い。医療や買い物、飲食が充実し、都市の利便性を享受できる上に、雄大な山々を臨み自然も楽しめる。一方で、弱点である東京や他の都市への移動に時間がかかることをカバーできる魅力を伝えられるかが肝要とされました。

具体的な課題として、ビジネスインフラの充実、教育・人材の充実、移住・外部人材の受入実績、学術面の国際交流、行政基盤の安定性が挙げられていますが、各項目の詳細は公表されている情報ではわからない部分があります。

この詳細な分析はこれから行われるそうですので、松本市のポテンシャルを引き出すために、その公表を待ちましょう!

また新しいことがわかりましたら、ここでお伝えできればと思っています。

それではまた明日。



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Posted by 青木たかし at 23:57Comments(0)子育て楽都観光経済

2017年07月19日

東京五輪の事前キャンプ誘致、2027年国体の主会場誘致に向けた松本市の取り組みは?

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

2027年(平成39年)、国民体育大会の開催地が長野県となる見通しであることが明らかとなりました。


19日付市民タイムスより

今回49年ぶりの県内開催となる国体ですが、2027年の1〜2月に冬季大会、9〜10月に本大会が実施され、あわせて全国障害者スポーツ大会が10月に実施される予定であるとのこと。



前回は昭和53年、松本市を主会場として「やまびこ国体」が開催されました。この時には、秋のメイン会場として、開会式と陸上、庭球、自転車、高校野球、弓道の各競技が実施されています。

このとき、メイン会場として松本平広域公園陸上競技場などのスポーツ施設が整備されたり、やまびこ道路整備や松本駅が全面改築がなされたりするなどして、地域のスポーツ振興・インフラ整備が実施されるきっかけの大会となりました。

松本市は、今回の国体でも再度本市をメインの会場とするように、県内他市に先駆けて県に働きかけを行っています

現在県内ではメイン会場誘致の動きをしている自治体はなく、この秋に県が準備委員会を立ち上げた後、県と連携して具体的に動いていくこととなります。

新聞によれば、選手約2万人、60〜70万人の観客動員が見込まれるとのことで、スポーツ振興と健康増進、経済、観光への大きな波及効果が期待できそうです。



また、2020年の東京五輪に向けて、選手の事前キャンプ誘致についても、本市では検討されています。

本市には今年の2月にベルギーとアメリカが来松しており、美鈴湖自転車競技場や総合体育館、ブエナビスタ等を視察しています。

長野県陸上競技協会や全日本空手道連盟からも相談が有るようで、現在調整をしているとのこと。

事前キャンプを誘致することができれば、市民が選手と交流することでスポーツ推進につながり、地域経済や魅力発信にも効果があることから、受け入れに向けた検討が行われています。

今後も機会を見て本市のスポーツ施設をPRし、誘致に取り組んでいくとされていますので、続報に期待です。

これらの誘致を通して、松本市のまちづくりを進め、魅力を発信する重要な機会とできるよう、議会としても動向を注視していきます。

それでは、また明日。



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Posted by 青木たかし at 18:30Comments(0)楽都観光

2017年07月15日

ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女の背景画を描いた山本二三氏の展示会が、松本市美術館で15日から開催。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。



7月15日(土)〜9月18日(月)まで、松本市美術館で「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」が展示されます。

松本市市制施行110周年記念企画の位置づけとして、SBCと市の共催となっています。



山本二三さんは、宮﨑駿監督のTVアニメ「未来少年コナン」に24歳で美術監督に抜擢された後、「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」「時をかける少女」の美術監督を務められた方です。


オープニング式典で挨拶される山本さん

ジブリ作品でよく見るあの世界観を、全部でおよそ220点見ることができるのですが、今回の目玉は、ジブリ作品のタッチで山本さんが特別に描かれた松本城の絵。


これはそれを拡大したパネルです


近くで見ると、細かなところまで描かれていて迫力があります


パネルの前で説明される山本さん


美術館売店では、この山本さんが描いてくださった松本城の絵葉書やパネルも販売されています。

また、山本さんの企画としては、15日14:00からトークショーとサイン会、16日14:00から実際にアニメ画を描いているデモンストレーションを実施されるとのことです。

ジブリファン、時かけファンは楽しめること間違い無しですので、ぜひ美術館へ足を運んでみてください!

それではまた明日。



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Posted by 青木たかし at 00:19Comments(0)楽都

2017年04月23日

第一回楽都・松本ライブ。松本の玄関口に「楽都」の光景

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

本日は第一回目となる楽都・松本ライブが駅前で実施されました。

今年度から始まったこの事業ですが、楽都松本の実現に向けて、月に2〜3回のペースで実施されていきます。

実現に至るまでの経過については下記の記事を御覧ください。



夕方になって少し肌寒かったのですが、通りすがりの人も立ち止まって、演奏を楽しんでいるようでした。



目についたのは観光客と思しき外国人の方が立ち止まってくれていたこと。

松本駅を降り立って観光客が最初に見るのは、駅前のまちの姿です。

駅前の光景が、そのまちの印象を決めるとも言われています。

この事業を通して、「やはり松本は楽都だ」と多くの市民・観光客のみなさんに思ってもらえるようになればいいのではないかと思います。

次回は

4月29日(土)16:00〜18:00@松本駅前広場

とのことです。

お時間有る方は是非!  


Posted by 青木たかし at 21:12Comments(0)楽都