2019年02月27日

待機児童対策などの子育て支援が拡充する一方、四賀野球場の11億円などの改修費用が計上されている当初予算について

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

前回に引き続き、来年度に新たに実施される事業や主要な事業を今回も書いていきます。





・第3回松本マラソンを実施し、制限時間を6時間に延長(9300万円)

・まつもと市民芸術館大規模改修事業(3億8863万円)

・四賀グラウンドを中規模の野球大会が開催できる野球場に改修(11億9016万円)

・松本市野球場の雨漏りなどを改修(1億5948万円)

・住宅用の温暖化対策設備を設置する市民に補助金を交付(3989万円)

・最終処分場エコトピア山田を延命化して、埋め立て可能年数を8年から20年に延長するための計画策定&調査(372万円)
総事業費は70億円以上を見込んでいます。

・中山霊園の水くみ場増設やUD対応(1287万円)

・塩尻市の取り組みに続き、製紙機を導入し、廃棄書類をコピー用紙に再生する(575万円)

・7地区への第2層生活支援コーディネーターの配置(2665万円)

・住民主体の運動サークル立ち上げを支援する(256万円)

・受動喫煙防止のため、区域を設定し、公共喫煙所を設置し、公共施設敷地内禁煙を実施する(3659万円)

・大腸がん検診を500円のワンコインで手軽にできるようにするなど、がん早期発見を推進する(2億6888万円)

・産後鬱の早期発見や新生児の虐待防止のため、産後2週間、産後1ヶ月の産婦の健診費用2回分を補助する(1516万円)

・筑摩、小宮、南郷子どもプラザにつづいて、波田子どもプラザにも子育てコンシェルジュを設置して4カ所とする(1308万円)

・虐待防止のため、乳児院と市と児童相談所が連携してアウトリーチ型家庭支援を行う(136万円)

・保育士離職を減らすため、保育士の働きやすい環境をつくるため、手作業の日誌作成などを専用業務システムで簡素化し、負担軽減を図る(1804万円)

・待機児童解消に向け、市の認可事業として、0〜2歳児専用の保育施設を設置・運営する民間事業者を募集し、事業者に対して国・県の補助金を活用して3園を設置する(7200万円)
H30時点で43人いる待機児童を、H32には17人にすることを目標として定めています。

・医療的ケア児を保育園で安定的に受け入れていくため、小児の医療的ケアの提供を行える専門性の高い訪問看護ステーションと委託契約を結ぶ。(1348万円)
医療的ケアの必要な園児は6人で、保育園は4カ所で実施予定

・各児童館にエアコンを設置して以降、預かり児童も増え、夏休み延長も計画されていることから、エアコンの追加設置を行う(1018万円)

・子ども食堂を実施する際、交付金を増額し、長期休暇中のみの実施も補助対象とする(354万円)
現在子ども食堂10カ所を、16カ所に増やすことを目標としている


本日はここまでとして、続きはまた明日。

待機児童対策に民間事業者の力を借りることや、子育てコンシェルジュの追加設置、医療的ケア児の対応など、子育て支援に注力した予算編成となっています。一方で、芸術館の大規模改修や最終処分場エコトピア山田の延命、野球場の改修などに億単位の莫大な費用がかかっています。特に、私が議会で集中的に取り組んだ四賀野球場の建設事業がいよいよ本格化しています。この事業については、過去の記事で何度も触れましたが、しっかりとその価値を市民が感じられるように、今の市政体制のうちにその考え方をあらためて質したいと思います。

それでは、また明日。



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タグ :当初予算


Posted by 青木たかし at 00:44Comments(0)議会改革

2019年02月25日

庁内の働き方改革やAI実証実験、体育館へのWi-Fi整備、移住者の企業マッチングなど、来年度の新規事業について。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

今日で、2月議会の当初予算説明会が終わりました。ここで、来年度の新規事業や目玉の事業を紹介していきます。括弧内の事業費は、関連する事業も含めた31年度事業費です。




・仕事と家庭の両立を支援するため、プログラム策定を行う企業を70社にする事業(550万円)

・平和推進事業として、インターネット平和資料館(仮称)を作り、戦争関連資料や戦争体験談をインターネット上で公開するもの(979万円)

・AI議事録作成サービス利用による実証実験や、RPAの活用で、ロボットによる定型・単純作業の省力化、効率化による人手不足の解消、残業時間の減少を達成することで、本来職員が集中すべき相談、窓口業務へのシフトチェンジを行い、働き方改革を進める事業(300万円)

・仮想化技術を活用し、すべての端末を再来年度までに仮想化することで、セキュリティを強化するとともに、災害に対する業務継続性の確保、テレワークの本格導入、タブレット端末の有効活用、新庁舎での働き方改革に対応できるようにするもの(8313万円)

・駅前会館、浅間温泉文化センター、体育館(総合・中央・鎌田・南部)に公共Wi-Fiを整備する費用(1350万円)

・多文化共生推進プランの見直しに向けた、多文化共生に関する実態調査を行うもの(433万円)

・平成37年度供用を目指す新庁舎について、基本計画を策定する事業(2400万円)

・まつもと空港の航空路線の維持や充実のため、ネーミングライツ事業やスポンサー支援事業を行う(2172万円)

・松本市の新たな総合計画策定に着手するため、基礎調査を実施する事業(558万円)

・都市部での移住セミナーの開催、移住情報の発信、移住相談対応を実施するほか、新規で、移住希望者に仕事に関する情報提供などで企業とのマッチングを図るもの(1858万円)

・市政重要課題を共有するため、広報まつもとのカラーページを増やし、市としての明確なメッセージを積極的に発信する(5954万円)

・公共施設の電話回線をメタルケーブル回線から光ファイバーケーブルを使用したひかり電話に変えることで経費節減をはかる事業(510万円)

・公共施設マネジメント推進のため、13施設6,249㎡の施設を解体するもの(2億8577万円)

・平瀬口に造る災害時物資集積拠点「防災物資ターミナル」を整備し、平成32年2月に供用開始を目指すもの(11億636万円)

・消防団員の安全な活動を支援するため、半長靴、手袋、新基準活動服941着の更新を32年度までに行うなど、全団員の装備を整備するもの(2418万円)

・軽積載車を島内、芳川の分団に配備し、消防団車両の更新をするもの(1124万円)

・建築から30年以上経過した消防団詰所の改築整備を行うもの。笹賀・内田は設計、芳川・波田の2分団は建築、芳川・波田の2分団は解体(2億8万円)

・四賀、安曇、奈川地区の防災無線を、旧松本地区で運用中のデジタル防災無線に更新するもの(1億4975万円)

・6歳以下の乳幼児5200人やその保護者の備蓄物資(食料・生活必需品1日分、一時避難所の生活用品3日分)を3年間で整備するもの(1047万円)

・自主防災組織の防災活動を促進するため、資材購入費用や訓練実施に対して、補助をするもの。避難所運営委員会が実施する避難所開設運営訓練に対する補助が追加され、5万円上限、宿泊を伴えば10万円を上限に補助される(1541万円)

・住民が主体となって取り組む地域の課題解決、活性化、特色活かした魅力ある地域作りを具体化するために助成するもの(2930万円)

・市民活動団体の立ち上げ資金や運営資金の低利融資を行うNPO夢バンクへの資金貸し付け、市民の無償での公共施設の維持換地に対する原材料支給事業(906万円)

まだまだありますが、ひとまず今日はここまでとします。

今回の予算編成では、新庁舎整備もあって、人工知能、ICTを積極的に活用した事業が計上され、時代の変化に対応した庁内の働き方改革に取り組もうとする
姿勢が印象的でした。市内への働き方改革の流れを普及させるためにも、市役所から率先してその体制を作ることが求められています。政策課では、すでにフリーアドレスといって、どの机でも仕事ができる体制を試験的に取り入れており、ローテーションで席次を動かしても業務ができる体制が整っているようです。

全国的にも将来を見据えた庁舎整備が進む事例もある中、松本市も無駄なく、時代に即した適正規模の庁舎となるよう、内装については意見をしていきたいと思います。

それでは、また明日。



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Posted by 青木たかし at 15:39Comments(0)ICT化

2019年02月25日

開かれた市政に必要な有識者会議の「実質公開」について、ホームページによる公開が進められています。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

先日記事にした、松本市の政策決定に影響を与える有識者会議の公開状況について。経過と状況については、こちらの記事をご覧ください。



その後、市の担当部で検討が進められ、市のホームページで整理・公開されるようになりました。

https://www.city.matsumoto.nagano.jp/shisei/singikai/index.html



まだすべての内容の公表については調整中とのことですが、早期にその検討を進めていくとのことでしたので、進捗が早期にはかられるように私も注視していきます。




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Posted by 青木たかし at 12:58Comments(0)議会改革議会報告

2019年02月22日

松本市議選まで、残り2ヶ月。政治や選挙にかかわる機会となる、ボランティアスタッフを募集します!

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

本日、所属している会派開明の議員のみなさんとともに、コモ庄内の交差点にて、街頭演説をさせていただきました。



有志ではありますが、会派として議員活動を報告するというのは初めての取り組みです。議員個人の枠を超えた活動は、今後も続けていきたいと思います。



さて、いよいよ松本市議会議員選挙の日程も残り2ヶ月と近付いてきました。選挙管理委員会では、

告示日:4月14日(日)
投票日:4月21日(日)


と決められ、県議選の1週間後、選挙期間は1週間となります。今回、定数31人に対して、40〜50人の立候補が予想されていて、大混戦の様相を呈してきました。

選挙にあたっては、一人でも多くの方のご協力が必要になります。そこで、一度でもお手伝いに来ていただける方も含めて、ボランティアスタッフを募集いたします!具体的な内容として、

・街頭でのチラシ配りやサポート
・ポスター貼り
・ビラへの証紙貼り、宛名書き等の事務作業
・ネット、SNSの活用
・選挙カーのスタッフ


などと、選挙や普段の活動でも、やらなければならないことはたくさんあります。政治を身近に感じていただける機会になりますので、選挙のスタッフをしたことない人も含めて、どなたでも歓迎いたします。
お手伝いをしていただける方は、ご説明しますので、こちらの連絡先までご連絡をお待ちしています!

TEL:0263−50−8226(青木たかしの携帯電話直通番号です)
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本日まで、当初予算説明会があり、新しい事業が多く報告されました。また明日以降の記事でお伝えしたいと思います。

それでは、また明日。  


Posted by 青木たかし at 23:42Comments(0)活動報告選挙

2019年02月21日

外堀復元の方針転換について、市長が地元地区で初の説明会を開催。住民主導の寄附集めのため、機運の醸成を!

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

昨日より、今期最後の議会となる、2月定例会が始まっています。



昨日は市立病院の候補地が、紆余曲折ありながら、結局今の候補地に決めるよう最終調整をしているという話も所信演説で発表され、議員の中でも困惑の声が聞かれています。今まで先延ばしになっていた経過はなんだったのかという思いが出てきますが、また来週予定されている特別委員会で詳細が議論されることになります。

さて、今日は、松本城南・西外堀復元事業に関して、初めて市長が地元に出向いて説明する地元説明会が開催されました。私も12月議会で、地元での説明を市長に求めた経過もあり(そのときの答弁では「まちづくりの議論を進めているので適宜時期を判断する」とされていました)、今回も参加させていただきました。




こちらの録画配信のうち、1〜6回目の質問の中で質問をしています。
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/smph/sigikai/rokuga/rokuga/h30/12gatu/rokuga20181210.html



昨年行われた市長不在での地元説明会とは違い、市長が直接説明をし、住民の方に謝罪をしたことで、会議中もあまり荒れるようなことはありませんでした。



あらかじめ通告されていた質問に対して、市長と部長が答えるという議会のような形式で行われた質疑応答では


・市の説明責任の果たし方について、もっと早く市長が地元で説明すべきではなかったのか

将来的に外堀を復元するため、浅い堀にしたり、土壌汚染対策法を改正するなどの各種対策はとれないか

・平面整備というのは、今後どのように進むのか


といった質問が地元町会長から出され、それに対して市長が改めて「断腸の思い」と謝罪をしながら


堀の復元を諦めたわけではないことを強調

平面整備が固定化してしまわないように、平面整備後に公園として活用するかどうかは慎重に検討する

・平面整備後、芝生にするのか、公園にするのか等、進め方も含めて地元の意見を聞きながら進める

4億6千万円かかる汚染処理費用の費用圧縮方法を研究する


といったことが答弁されました。復元のための各方策がどうしてできないのかは、12月議会で私も一通り質問し、答弁をいただいているので、さきほどの動画を是非ご覧ください。

その後、自由に質疑応答の時間が設けられ、地権者に費用を求めるべきという声や、算出根拠についても質疑がありました。その中で、もともと、この地に印刷業者があったが、それによる汚染ではないかという質問もありましたが、

・広く均一に汚染が広がっている

・汚染濃度が10倍未満で、自然由来の汚染とされる濃度である

印刷所のあった箇所とその付近が、他よりも汚染されているという実態はない

ことから、自然由来の汚染と判断したという答弁がありました。

最終的には住民主導の寄附募集をまずは始めるのはどうかという声が参加者からあがり、今後も継続的に意見交換の場を設けることとして終わりました。
また、上田城復元のために10億円が匿名で寄附されたというニュースも、今回話題にあがっていました。行政としても、工夫してこの問題の発信をすることで、できることはあるのではないかと考えます。

私も12月議会で質問した中で、(将来の市長の政治判断があることも見据えて、)まずは住民主導の寄附集めの動きを作る必要があると感じました。
歴史的にも、松本城の危機を救ってきたのは松本市民でした。今回も新元号への移行とともに、市民の気運を高めながら、外堀復元への道を切り拓けるように、私も今後の議員活動に取り組んでいきたいと思います。

それでは、また明日。



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タグ :外堀復元


Posted by 青木たかし at 23:27Comments(0)中心市街地活性化松本城