2019年06月12日

松本駅再開発計画で、中心街・地域経済の活性化を。明日連携協定締結へ。待機児童への対策など、6月議会での市長所信表明

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

月曜日から始まった6月定例会。現在来週火曜日の一般質問登壇に向けて、鋭意質問作成中です。

定例会の開会日には、いつも市長がそのときの懸案事項などを表明する所信表明があります。今回そこで触れられたのは次のテーマでした。


昨日付市民タイムスより

1,松本市で取り組んできた食品ロス削減運動30・10運動が、国で食品ロス削減推進法として可決され、10月30日を食品ロス削減の日として制定された。
松本市の取り組みに由来するもので、「地方から国を動かそう」の成果のひとつとなった。ベラルーシで子どもが汚染食品に直面する中、日本では大量に食品を廃棄していることに問題意識を持ったことから松本市では積極的に取り組んできた。外食における持ち帰りの推進につなげていきたい。

2,市民満足度調査の結果が公開された。平成24年度から毎年実施しているが、18歳以上の市民1,300人から、無作為抽出で回答を得て、暮らしに満足しているか、永住する予定があるかといった指標で、いずれも昨年を上回る評価を得ている。

3,松本の健康寿命について
平成28年は
男:80.61歳
女:84.58歳

H17年と比較して
男:+2.04歳
女:+1.75歳

と言う結果となり、いずれも延伸傾向にある。健康作りに市民が取り組んできた結果であり、受動喫煙対策として区域指定に新に取り組んでいきたい。

4,クラフトフェアは35回目を迎え、松本の一大イベントとして定着している。
公共交通での移動も多く、町の散策を通して魅力を感じてもらった。

5,OMFについて、去年は小澤征爾監督が松本に療養のために来られなかったが、今年は8月には来松して総監督として活動はしてもらえると聞いている。子どもに最高水準の音楽に触れてもらう機会としたい。

6,待機児童対策として、H29年10月から、正規保育士の採用増、嘱託の給料改善に取り組んでいる。3歳未満児を受け入れる園改修や、民間保育園の開園支援をしている。
残念ながら36名の待機児童があり、真摯にこの状況を受け止め、保育士確保にできることから着実に取り組む。
教育無償化のための補正予算措置を講じている。子育てを社会で支えるため、多様な施策を展開していく。

7,松本駅再開発計画について、H29年11月7日にJRとしての今後10年を見据えた開発「NEXT10」が発表された。松本駅では、駅ビルの建て替えや、東西口の未利用地の活用などが検討されることになる。JR東日本として、松本駅開発推進室が設置され、松本市に協力要請があった。中心街活性化と中枢中核都市の機能を高められるよう、6月13日に市とJR長野支社で連携協定を締結し、コンパクトシティの実現、関係人口の増加、地域経済の活性化などがはかられるようにしていく。


昨日付市民タイムスより

松本駅再開発計画は大きなニュースとして新聞でも報じられています。今回の一般質問で、その詳細や今後の方向性については質問をしていくつもりなので、またよろしければ傍聴していただければ幸いです。

それでは、また明日。  


Posted by 青木たかし at 19:00Comments(0)中心市街地活性化議会報告

2019年06月11日

【一般質問】18日(火)11時頃、市立病院用地交渉の進捗や、ふるさと納税の収支、松本走りと渋滞対策について質問

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

昨日、6月定例会が開会され、大きなニュースとして、松本駅再開発計画がJRとの協定締結に至ったと市長の所信で明らかにされました。詳しくは本日付のこちらの市民タイムスさんの記事をご覧ください。



NEXT10と呼ばれる、今後10年の駅開発計画に挙げられて以降、担当課にその進捗を確認してきましたが、いよいよ動き始めたことになります。
このテーマについては、今回の一般質問でもともと取り上げるつもりでいたので、さらに詳しいことを議場で質していきたいと思っています。


同じく、本日付で教育無償化に関わる予算組みが補正措置をされていることが書かれています。

今回、選挙後初の一般質問となり、私は18日火曜日11時頃に登壇することとなりました。
今日のお昼が通告締め切りであり、以下の項目についてお聞きしたいと思っています。


1,安心・安全なまちづくり
・産廃処理施設「しんえこ」の火災を教訓として、市民への情報発信の改善と体制整備を
・公式SNSへのリプライやコメントについて、市で集計・分析して回答や市政反映をできないか
・相次ぐ高齢ドライバーによる事故を受けて、免許返納支援や健康ポイント制度の導入を
・松本走りの対策と、渋滞対策を
・バス運賃のICカード決済の導入など、次世代交通の推進を

2,地方創生
・松本における移住の特徴の分析を
・地方創生推進交付金の積極的な活用と、地方創生総合戦略の検証を
・移住を推進し、空き家を移住者が活用する場合の補助メニューの創設を
・松本駅再開発計画による駅前課題の解決と、市民参画の機会創出を
・ふるさと納税の昨年度分収支と寄附件数を増やす取り組みを

3,市長4期目の総括
・「健康寿命延伸都市・松本の総仕上げ」と位置づけた4期目の成果・達成度は
・市長公約の進捗管理と達成度は
・4期目の柱であった経済の好循環の創出の達成度は
・中核市移行に伴って設置する保健所の独自施策と日本のモデルとなる新しい保健所像とは
・市立病院用地交渉の進捗と、交渉打ち切りと見られていた宮地エンジニアリング跡地で最終調整となった経緯は


以上のテーマで今回、45分の質問時間を頂き、登壇させていただきたいと思います。ぜひ傍聴にお越しください。また、ライブ中継はこちらから見ることが出来ます。

市議会(本会議)ライブ中継 松本市ホームページ https://www.city.matsumoto.nagano.jp/smph/sigikai/sigikai_live_ustream.html

火曜日の登壇に向け、明日から質問作成に注力していきます。それでは、また明日。  


Posted by 青木たかし at 22:22Comments(0)一般質問・委員会質問

2019年06月09日

【松原モール】6月15日17時30分から、時計台の前でクラシックコンサートを開催します。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

明日から選挙後初の定例会となる6月議会が始まります。今回の一般質問では45分の質問時間をいただいたため、明後日の通告締め切りに向けて、鋭意質問作成に取り組んでいるところです。また概要が決まりましたら、こちらでご報告したいと思います。

さて、今週土曜日、15日17時半から、先月から引き続きの実施となる松原モール時計台前でのコンサートを開催します。今回はクラシックということで、ヴァイオリンとピアノの演奏で1時間お送りする予定です。



先月のジャズコンサート


昨年のイルミネーション


夏に向けて、月1程度のペースでイベントを実施して、このモールを賑わいと福祉の拠点とできるようにしたいと考えています。

多くの皆様のご来場をお待ちしております!

それでは、また明日。  


Posted by 青木たかし at 13:45Comments(0)イベント告知活動報告

2019年06月08日

芸術館の曲走エスカレーター撤去、防災物資拠点の2月運用、中核市移行による保健所設置予定など、総務委員会懸案事項の視察報告

こんにちは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

今日はライオンズクラブによるフードドライブ事業があり、私も参加させて頂きました。



こどものための事業は、今後も広く活動を展開していきたいと思いますので、引き続き情報も頂ければ伺いたいと思います!

今日は、先日行われた総務委員会による市内の視察の報告をまとめたいと思います。松本市議会では、毎年委員会の配属が変わった後、そのときの懸案事項についての視察を行っています。

最初は、大規模改修事業を終えて綺麗に改装された音楽文化ホール。


















今年度3月に完成予定の四賀運動広場も所管となっています。





すでにスタンドの骨組みもできている状態でしたが、昨年度議会で可決されたことですので、今後、この野球場がどこまで市民のため、市政のために活用されるのか、議会でしっかりと質していきたいと思います。

最後に、中核市移行に関わる保健所の設置場所について視察。

松本市は令和3年4月1日(市長選挙の1年後)に中核市に移行することとなっています。そのために、松本市では中核市推進室を設置し、今年4月から、県の保健所長が松本市中核市推進室長に就任され、鋭意取り組みが進められています。

保健所は2段階での設置が予定されていて、まず、今の合同庁舎の食堂跡に設置し、多くの検査業務は県または検査機関へ委託します。

そして、新庁舎が建て替えられる令和7年頃、検査施設や犬猫舎を含めて保健所の再配置を検討します。この時に、新庁舎と一体的に整備するか、この食堂跡にそのまま改修して設置するか、別の場所に新設するかを、これから検討することとなっています。このときに、高度な検査を除いて、検査業務は市が実施することを検討しているようです。

保健所設置に向けたスケジュールですが、今年度9月議会で実施設計の予算化がなされ、10月に業者委託による実施設計に入る予定。令和2年度4月に改修工事の契約、物品発注、6月から改修工事、11月末には竣工し、1月から開所に向けた準備が始められて4月に開所予定です。


保健所予定地裏にある、既存の県の犬猫舎

以上の懸案項目について視察を行うことが出来ましたので、これ踏まえて、今年度の審査に活用をしていきたいと思います。

それでは、また明日。  


Posted by 青木たかし at 15:47Comments(0)視察・研修

2019年06月04日

産廃処理施設しんえこ火災の情報発信の改善について委員会で意見。大気汚染の調査と、再発防止に向けた取り組みについて。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

先日、5月24日未明に発生した産業廃棄物処理施設「しんえこ」の火災について、議会の総務委員会に報告がありました。



5月25日付け市民タイムス

5月24日、午前3:26に火災が発覚し、その後8:10に防災無線でマスク着用を促すアナウンスが放送されました。そのほかの詳しい経過については、こちらの協議会で報告された資料をご覧ください。


協議会の資料より

ゴミの量が多く、なかなか火が消えなかったため、重機を用いて、ごみを山形村にあるしんえこに搬出する等して、当日中の18:18に鎮火が確認されました。

市では現場近くの芝沢小学校、運動会を翌日に控えている鎌田小・田川小、翌日にクラフトフェアが開催される会場そばの源池小学校に環境大気調査測定器を設置。同日23時頃、最初の測定値が出されましたが、二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の数値はすべて環境基準の範囲内に収まっていました。この結果は市ホームページにも公開されています。

健康相談は市に13件、県に24件で、大気汚染に関する相談件数は市に約80件、県に11件あったとのこと。

協議会の中では、「通勤・通学時間になる前に、防災無線でマスク着用を促すことができなかったのか」といった質疑が出されました。私も、この件について多くの方からご意見をいただいていましたが、市の担当課では、「初めてのことだったので、今後の教訓として改善できるようにしていきたい」との答弁がされています。

私の方では、情報発信のあり方について意見を申し上げました。私も当日、TwitterやFacebook、LINE@を使って情報提供をさせていただきました。





市の公式Twitterでは、火災情報については計3件(火災発生・鎮圧・鎮火)の発信のみで、あとは交通規制の情報が発信されるという状態でした。市民の方からの問い合わせがある一方で、市民の方が安心感を得られるような情報発信の体制やあり方について改善を求めましたが、委員会には広報の担当課が同席していなかったため、今度の一般質問で非常時における情報発信のあり方については、取り上げていきたいと思っています。

続いて、今回健康への影響として、目や喉の痛みを訴える方がいらっしゃったことから、ダイオキシンなど、環境汚染の他の調査は行われるのかを質問したところ、6月10日〜17日に県で定例調査があり、その一ヶ月後に結果が公表される予定となっているとの答弁がありました。

最後に、再発防止策についてもお聞きしました。新聞報道によると、該当施設の火災はこれで3回目ということです。松本はこれから中核市に移行しようとしていますが、中核市になると、産廃業者への指導・監督権限を市が持つことになります。

松本市が目指す中核市とは何か?具体的なメリット・課題と、なぜ今、移行しなければならないのか。 - 青木たかし(アオキタカシ) | 選挙ドットコム https://go2senkyo.com/seijika/159204/posts/27786

再発防止に向けて、今回の原因や指導について、県と情報を共有しながら確認していくことと、他の施設での検証もしていくことを意見しました。


5月30日付け市民タイムス

クラフトフェアや運動会を翌日に控えた空気の澄んだ松本で、盆地に広がる黄色い煙と、ゴムが焼けたような臭いが広がるようすは、多くの市民・観光客のみなさまが不安に感じられたことと思います。環境への影響やこども・健康への影響を考えて、また非常時の情報発信のあり方を踏まえて、今回のことを教訓として活かせるように、この6月議会で取り上げていきたいと思います。

それでは、また明日。  


Posted by 青木たかし at 22:59Comments(0)防災環境一般質問・委員会質問

2019年06月02日

信州まつもと空港の目指す定期便開拓・国際化の進捗。この夏は、3倍に期間延長された札幌丘珠線の利用を!

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

先日、所属する総務委員会で、市内の担当する懸案事項についての視察を行いました。





そのほかにも音楽文化センターなど、視察内容をTwitterで随時更新してありますので、私のアカウントをまたご覧頂ければ幸いです。このときに、まつもと空港にも行って現在の国際化・活性化の取り組みについても伺ってきましたので、そちらについて書いていきたいと思います。



1,信州まつもと空港の特徴

まつもと空港は、「日本で一番空に近い空港」というフレーズを使っています。標高は657.5m。
ただ、その特徴によって、他の空港に比べて空気が薄いことになり、滑走路は2,000mありますが、実際には1,800m程度の実力といわれています。そのため、滑走路の長さが必要なジャンボ旅客機の着陸が難しく、現在就航しているリージョナルジェットが適した空港となっています。

開港は昭和40年。当社は松本大阪間を観光臨時便として運行していましたが、順次延長され、昭和57年には通年運行、昭和60年4月からは通年複便運行となりました。平成6年7月に滑走路を2,000mに延長し、小型ジェットが就航できる空港として新たに開港。同時に、従来の大阪便に加えて札幌・福岡便が開設されました。現在では、大阪便は夏季限定となってしまいましたが、平成19年4月に開港以来利用客が延べ300万人に達しています。

まつもと空港では、空港に親しんでもらうために、空港見学会も実施しています。原則毎月第4日曜日に開催していて、年6回の開催で、毎回150人程度が来場しています。

現在は福岡便と札幌(新千歳)便が定期就航していて、それぞれ90分で到着します。

2,空港の利用状況
まつもと空港は、平成6年のジェット化以降、景気動向の悪化などの要因で、年々利用率が減少し、平成21年、年間57,576人という最低の搭乗者数を記録しました。



その翌年から今のFDAさんによる運航となり、年々その利用者数を増やしています。昨年平成30年には、チャーター便あわせて年間137,776人の利用がありました。

年度別の定期便の利用状況推移と、月別の利用状況は次の画像の通りです。



これをみると、冬期の利用促進が課題となっていることがわかります。
こういった背景も踏まえて、空港を管理する県では、「空港の発展・国際化に向けた取組方針」を策定し、推進室を設置することで、対策に本腰を入れるようになりました。

まだご覧頂いていない方は、概要版だけでも、ぜひ一度目を通してみてください。発展・国際化のための具体的な目標値とそのスケジュールが設定されています。

信州まつもと空港の発展・国際化に向けた取組方針について
https://www.pref.nagano.lg.jp/airport/houshin.html


3,活性化・国際化の目標値と、その達成状況

この取組方針によると、この3月までの3年間は「テイクオフ期間」とされています。それぞれの目標の達成度は次の通りです。

<国内路線>
・札幌線の夏期増便 → 札幌丘珠線の夏期就航
・大阪(伊丹)線の期間延長 → 未達成

<国際路線>
・チャーター便の多便化、定期便誘致 → 平成30年度はチャーター便35便で過去最多
・関西空港などからのインバウンドの取り込み強化

<機能拡充>
・RNP-AR進入方式の導入 (ナビゲーションで遅延・欠航を改善するシステム) → 導入に向けて着手
・駐車場の増設 → 昨年着手で12月に完成予定
・エプロン、国際線ターミナルビルの整備に向けた検討、調査の着手 → 調査費の予算が今年度計上


この中で、目標年度中にまだ大阪便の期間延長が達成できていないため、一層の取り組みが求められています。

そして、令和元年度からの3年間は、「上昇期間」としてさらなる取り組みの推進が位置づけられています。

<国内路線>
・新規路線の開設
・大阪線の通年運航

<国際路線>
・東アジアとのチャーター便の充実、定期路線の実現

<機能拡充>
・エプロン、国際線ターミナルビルの整備



そして、令和4年度からは「巡航期間」とされ、次の目標が定められています。

<国内路線>
・福岡線の増便(3往復/日)
 就航路線・便数:4路線・6便(往復)/日


<国際路線>
・定期路線の定着
 国際定期便:2路線・4便(往復)/週
 国際チャーター便:100便/年


以上、県の定めた方針では、この数年のうちの国際定期路線実現が目標として掲げられています。国内線でも、さらなる期間延長や新規開拓が進められているところです。陸路のアクセスが悪くなってしまった松本圏域にとって、空港の活性化は未来を切り拓く重要なテーマのひとつとなっています。

さきほども触れましたが、昨年から、新千歳空港に向かう札幌線に加えて、夏季限定の札幌丘珠線が就航するようになりました。定期便であった新千歳空港は、札幌駅まで1時間弱かかってしまっていましたが、この丘珠空港は、札幌駅まで6kmであり、20〜30分で向かうことができます



昨年の利用率が好調であったこともあり、今年は運航期間が3倍に延長されることとなりました。私たちのまつもと空港をさらに便利に、発展させていくためには、市民が移動手段としてこの空港を多く利用して、利用率を高めることが不可欠です。



目標未達成となっている大阪便もあわせて、この夏は空港を使った観光スケジュールもぜひ検討して、まつもと空港の発展にご協力ください!

それでは、また明日。  


Posted by 青木たかし at 20:39Comments(0)交通長野県議会空港活性化・国際化