2018年09月18日

地域バス「浅間・大村線」10月1日運行開始の予算が計上。建設環境委員会で審議された9月補正予算の内容について。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木崇です。

先日、私の所属する建設環境委員会が開催され、9月補正予算が審議されました。その中のひとつに、新たに運行開始されるコミュニティバス「浅間・大村線」の運行経費が計上されています。


8月23日付市民タイムスより

10月1日から平日に1日8便運行予定。大人400円、小学生と70歳以上の高齢者・障碍者は100円の運賃で、定期券が大人5,000円/年、小学生2,000円/年となっています。

公共交通が通らない大村のエリアを中心に、交通空白地域を解消するため、地域の住民が主体となって事業を実施。運行業者としてアルピコタクシーに委託することになっています。地元住民が主体で交通空白地域を解消するための取り組みは、本郷、中山地区、里山辺、波田で行われていて、今回の「浅間・大村線」で5つ目となります。今後も、住民主体の取り組みを、市としても支援していくこととなります。

時刻やルートは詳細は画像の記事を御覧ください。


この他に、9月補正予算で主に審議されたものを報告します。


・上下水道事業経営審議会条例について
上下水道では、菅の老朽化に伴う更新投資増大、人口減少に伴う料金収入の減少といった厳しい経営状況がある。
今後の経営や上下水道料金の価格設定について、行政側だけで判断せず、専門家や使用者、受益者の意見を反映することを目的として松本市上下水道事業経営審議会を設置する。

・地球温暖化対策の観点から、対策の遅れている事業者に対して、イベントや広告を活用して実際に行動してもらうための普及啓発を行う(国庫補助100%)

・松本市役所の温室効果ガス排出量の削減目標を達成するため、省エネ効果の高いESCO事業の導入可能性を調査(国庫補助100%)

・松本市空家等対策計画策定に際して、空家等対策協議会を設置するための条例を制定

・公営住宅の管理を、指定管理制度から管理代行制度に移行する。
制度導入により、長野県住宅供給公社が家賃決定以外の管理業務全てが可能となる。
効果としては、県営住宅と一体的に管理することができ、入居者の決定も、地域の居住ニーズに対して市を介さずワンストップで対応可能となる。また、滞納者や高額所得者への住宅明け渡し請求といったこともできる。

・タウンスニーカー用として、34人乗りバスを3台購入。取得金額は65,548,410円(一台あたり21,849,470円)。

・三世代同居、近居補助金の申請件数増による、補助金増額補正(H29に60件の申請で、今年は8月末時点で50件の申請に達している)


以上です。この他の委員会で協議されたものについては、改めて記事にします。

それでは、また明日。



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Posted by 青木たかし at 19:21Comments(0)交通議会報告

2018年09月15日

豪雨・地震による浸水・土砂災害の発生に備えて。事前にどんな対策をしておき、命を守るためにどのように行動すればいいのか。

こんばんは。最年少松本市議会議員の青木たかしです。

豪雨、台風、地震など、災害が多発する平成最後の夏でした。亡くなられた方、被害に遭われた方には心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

防災に対して改めて関心が高まる中、先日、松本で開催されたNPO団体による自主防災組織の研究会にも参加しています。





地震の可能性が高まっていることや、想定外の豪雨災害が全国的に発生していることからも、松本市でも防災対策は喫緊の課題です。本日は、松本市主催の市民防災研修に参加してきました。そこで共有されたことを中心に、知っておいて頂きたい内容をまとめてみたいと思います。


1,ふだん、どんな準備をしておけばいい?

(1)ハザードマップを見て地域の特性を知る
備蓄品を用意することも大事ですが、災害が起きた時に安全に避難するためには、災害が起きる前に、家族と一緒に地域の危険箇所を確認することが重要です。

自宅や職場、学校がどのような場所にあるのか、そこには洪水や土砂災害の危険があるかについて確認します。確認するためには、ハザードマップを活用します。ハザードマップは29年4月に広報まつもとと一緒に全世帯に配布されていて、ネットでも閲覧可能です。すべての地区のハザードマップが用意されているので、一度はぜひ確認をしてください。

そこには、

・河川が氾濫したら、何m浸水するのか

土砂災害が起こる可能性がある場所か

といったことを確認することができます。

松本市ハザードマップ
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/hazard/index.html


(2)指定避難所、指定緊急避難所の場所を確認する

自分の普段生活する地域の避難所の場所を覚えておきます。避難所には3種類ありますが、混同しやすいので、改めて整理します。

・町会一時集合場所(町会が指定)
地震などの災害時にまず集合して、町会内で安否を点呼して確認する場所。ここで安否確認して、安否不明者救助に活用します。

・指定緊急避難場所(市が指定)
災害の危険から、命を守るために緊急的に避難する場所。公共施設が指定されていますが、避難生活をするための場所ではありません。自宅の安全が確認されれば、その後帰宅することになります。

・指定避難所(市が指定)
自宅が倒壊などして生活できない場合に一定期間滞在する建物。158ヶ所あり、ここには避難物資も供給されていきます。

ハザードマップには避難所の記載もありますが、

(洪)=洪水のときも使える
(土)=土砂災害のときも使える

というマークに注意してください。


(3)実際に避難路を確認する
避難所、避難場所までのルートを、ハザードマップを持って歩いてみましょう。その中で、道が壊れていたり、照明がなかったり、危ないなと思った箇所があれば、事前に市や町会に相談して対策を取るようにします。土砂災害、洪水がおこった場合のことも想定して、危険箇所を確認しておきます。また、災害時に避難所へたどり着けない可能性もあるため、避難所以外でも、避難できる場所があるか確認することも重要です。


(4)災害時要援護者登録制度について

災害時に自分の力で避難できない、障碍者、高齢者の方は絶対に登録が必要です!
情報は自主防災会や消防団に公開され、対応してもらえることが期待できます。隣近所にも相談し、情報を共有しておきましょう。
また、避難時の持ち出し品をまとめておくようにしておきます。(常備薬、補聴器、メガネ、おくすり手帳)

制度について、詳しくはこちらの記事にまとめてあります。



2,災害を予測した情報収集を!

(1)台風や長雨が原因の土砂災害、洪水はある程度予測できます
台風、梅雨前線、秋雨前線などは予測できる情報です。長雨が3日も続いたり、大型台風が直撃する場合は、気象情報の確認をします。

○大雨の気象情報の種類

・大雨注意報:災害が起こる恐れのあるときに注意や警戒を呼びかけるもの

・大雨警報:重大な災害が起こる恐れがある時に注意や警戒をよびかけるもの

・記録的短時間大雨情報:今の降雨がその地域にとって災害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量である時に発表するもの

・土砂災害警戒情報:大雨による土砂災害の危険が高まったとき、住民の自主避難の参考等にしてもらうために発表するもの

・特別警報:数十年に一度しかないような非常に危険な状況にあり、ただちに命を守るための行動を取る等、最大限の警戒を呼びかけるため発表するもの


(2)インターネットで情報収集を
長野県河川砂防情報ステーション、気象庁のホームページ、ウェザーニュース、ウェザーマップなどで、事前にいろいろな気象予報を確認することができます。

(3)市の情報発信をつかむ
・防災行政無線
聞き取れなかった場合、 0263−36−8686 で同じ内容を聞くことができます。


・まつもと安心ネット


・テレビ、ラジオ
・市ホームページ、Twitter
・緊急速報メール(エリアメール)
・町会長、民生児童委員との電話連絡
・広報車


3,実際に災害の危険が迫ったら、早めに避難する!

市から発令される避難情報は、次の順番で危険度が上がります。

・避難情報・高齢者等避難開始

・避難勧告

・避難指示(緊急)

それぞれの場合に、どのような行動が必要なのか見ていきます。


(1)避難準備、高齢者等避難開始が発令されたら・・・
自宅が、浸水想定区域、土砂災害警戒区域の方で高齢者や乳幼児など避難行動に時間がかかる場合は、避難を開始します。
それ以外の方は、いつでも避難できるよう準備を始めます。避難される方のお手伝いもお願いします。

市からの発令は、

・避難情報を発令する対象は町会単位
・避難準備、高齢者等避難開始を発令する場合、避難先の避難所を指定して発令する
・対象町会に要配慮者施設があれば、直接市が電話連絡する

ということとなっています。


(2)避難勧告が発令されたら・・・

・町会対象者全員が避難をします。隣近所で声を掛け合って避難します。

・地下空間にいる場合は、すぐに安全な場所に出て避難します。


(3)避難指示(緊急)が発令されたら・・・

・まだ避難していなければ、すぐに避難します

・避難所までたどり着けない場合は、近くのより安全な建物へ避難します

・外へ出たほうが危険な状況の場合は、室内の少しでも安全な場所へ移動します
たとえば、2階以上に行ったり(垂直避難)、崩落可能性のある崖の反対側の部屋に移動(室内安全確保)といった具合です。


(4)避難情報が出ていなくても・・・
局地的なゲリラ豪雨の場合、市からの情報が間に合わない場合があります。情報が出ていなくても、身の危険を感じる場合は、自分の判断で安全な場所へ避難してください。

土砂災害は前兆現象が見られることがあります。次のような前兆現象があれば、避難勧告が出ていなくても、安全な場所へ避難してください。

・流水や湧水の異常な濁り
・地鳴り
・水位の急激な減少
・斜面の亀裂の発生
・小石がぱらぱら落下
※河川の増水状況は絶対に見に行かない!

過去の土砂災害や洪水の多くは、夜間に発生しています。夜間に雨が強くなる予報が出されている場合は、明るいうちに安全な場所へ避難しましょう。これらは、危険なその瞬間に危険な場所にいなければ人的被害は防ぐことができます。今夜の危険を回避しましょう。


以上です。日頃の備えと、情報収集と、早めの避難が重要ということでした。ハザードマップ確認は、災害時に初めて見るということでは間に合いません。ぜひ、今の段階で確認していただくことをお願いします。また、実際に災害が迫るようなときがあった場合に、ぜひこの記事を読み返していただければ幸いです。
最後に、こんなシミュレーションが紹介されてました。


〜〜〜

一昨日から大雨が続いて、松本地方に「大雨洪水警報」「土砂災害警戒情報」が発表されています。市から出されていた「避難準備・高齢者等避難開始」が先程「避難勧告」に変わりました。
あなたの家は、土砂災害警戒区域内にありますが、ここに住んで60年、災害が発生したことは一度もありません。
過去に3回「避難勧告」が出たことは有りましたが、いずれも被害は何もありませんでした。
裏の沢の音が、いつになく大きく聞こえます。現在午後5時、あたりは暗くなりかけています。

あなたは、避難しますか?判断するのは、あなたです。

〜〜〜



以下、会場にあった防災グッズの画像です。


市で備蓄を進める段ボールベッド。寝る場所はしっかり広さと硬さが有り、安定しています。


防災トイレ。備蓄もありますが、家庭での積極的な備蓄をおすすめします!




着替えなどができるプライベートテント


備蓄食料

備蓄についても、避難所の生活についても、様々な課題が山積しています。これからこういった点をさらに議会で取り上げながら、市民の命を守るための安心・安全なまちづくりに私も尽力していきたいと思います。

それでは、また明日。



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Posted by 青木たかし at 21:00Comments(0)防災地震

2018年09月07日

松本市の小中学校における暑さ対策と、今後のエアコン設置の見通しは?

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

本日はシルバーカフェの見学に行ってきました。



今回一緒に見学した人とも話していたこととして、こういった福祉拠点の継続性をいかに担保するかが課題となっています。

その点でも、自立して運営されているシルバーカフェさんは、今後の福祉拠点、居場所づくりを考える上でとても参考になる取り組みで、ぜひ松本市の南部エリアにもこういった拠点が欲しいと感じました。



さて、今日の話題は、学校の暑さ対策について。先月の教育民生委員協議会では、「市立小中学校における緊急暑さ対策」という項目が協議されました。

「危険な暑さ」という表現がメディアでも使われる中、この松本も、今年はこれまでに経験したことのないような暑さで、来年以降も含めて、その対策を講じていく必要があります。長野県知事選挙においても、各高校へのクーラーの設置がテーマの一つとなっていました。

松本市では、各学校の実情に合わせながら、これまでの緊急の暑さ対策として、

1,昇降口、渡り廊下等の出入り口へのミストシャワー設置
2,保健室への補水液、冷感タオルの増配備
3,直射日光を避ける遮光ネットの設置
4,昇降口、屋根への打ち水
5,授業中の給水時間の設定
6,冷感タオルの持参
7,冷凍した飲料水(スポーツドリンク等)の持参
8,家庭における十分な睡眠、栄養、休養の指導

といった対応がなされています。

状況の変化に応じて、プール活動や屋外活動、部活動の実施見合わせも各学校の判断で対応できるように対策も進められてきました。

そして、気になるエアコンの設置についてですが、住宅街にあるために、窓を開けて授業をすることのできない音楽室のある小中学校8校について、緊急の対策として順次エアコンの設置が進められました。

小学校:田川、鎌田、開明、二子
中学校:清水、鎌田、松島、信明


8月7日付け市民タイムス

今後は、音楽室、パソコン室を優先にエアコンを設置し、順次普通教室にも導入していく方針が示されています。

暑さのため、来年以降も具合の悪くなる児童生徒が増加することが懸念されます。こどもの関わる施設に配備していこうとすれば、多額の予算が必要となることから、どこから整備していくのか、その財源をどこから確保していくのか、今後早期に検討していかなければいけません。





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Posted by 青木たかし at 23:18Comments(0)教育

2018年09月06日

松本市のシェアサイクル、来年4月に導入予定。有料で24時間貸出、返却可能。その設置箇所や料金設定はどうなる?

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

台風21号の被害に続き、北海道では未明に最大震度7の地震が発生し、多くの死者・安否不明者・負傷者が出ています。

厚真町は震度7 北海道内で史上初の観測 気象庁:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASL96530CL96UTIL04K.html

松本市の災害対策については、私もいくつか記事にしているので、私のこのホームページで「防災」「地震」といったワードで検索していただければ幸いです。6月議会で松本市の避難所について質問をしています。よろしければ御覧ください。







さて、本日は、昨日の話題()に引き続き、松本市で次世代交通の一環として導入予定となっているシェアサイクルについてです。


8月23日付市民タイムスより

これまでコミュニティサイクルと呼ばれてきましたが、今後松本市ではシェアサイクルと呼称を改めることとなりました。これまでの検討経過はこちらを御覧ください。





導入予定は来年2019年4月。24時間いつでも利用可能で、どの拠点(サイクルポート)でも貸し借りができます。スマートフォンを使って、自動で登録・解錠・決済を行います。

料金体制は各自治体によって様々です。


・仙台市:103円/60分(以後103円/30分)、月額会員(30分/回)1,543円/月

・岡崎市:50円/15分(24時間で上限1,000円)

・奈良市:120円/30分

・和歌山市:100円/30分、1日パス500円、月額パス2,500円


事業者をどうするか、どこにいくつサイクルポートを設置するか、料金体系をどうするかといったことは、公募プロポーザルによって選定することとなりました。

サイクルポート配置、料金体系、事業費用を事業者から公募し、市で組織した委員会で評価して、効果的な提案をした事業者を選択して導入することとなります。

先行して導入されていた安曇野市では電動アシスト機能付きの車両を使っているとのことですが、松本市ではその機能の有無は問わないこととなっています。

市で目安として検討しているのは

・サイクルポートを松本バスターミナル、美術館、芸術館、松本城等の中心市街地9箇所

・料金は30分間で100〜200円

・当初は100台程度の車両導入

を想定しているとされています。


これまで使われていたレンタサイクル「すいすいタウン」はどうなるかというと、観光客を中心に緑色の車体を見かける方も多いと思いますが、利用が好調となっていることから、当面はそのまま継続するとのこと。しかし、報道では、2021年度末には廃止することを考えているとされています。


シェアサイクルは、公共交通を補完する機能を持っていて、バスや電車からシェアサイクルを使い、徒歩ではいけなかった目的地に寄って、そこから別のバス停を乗り継ぐといったこともできるようになります。
また、例えば30分200円となってしまうと、他の交通手段と比較して高い料金となってしまうことから、その価格設定も重要です。

電動アシストがついたり、定額制の料金形態が設定されたり、パークアンドライドや観光地のそばにポートが設置されたりすれば、一層使い勝手も良くなるため、そういった事業者からの提案がなされることを期待します。

それでは、また明日。



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Posted by 青木たかし at 18:03Comments(0)交通中心市街地活性化

2018年09月05日

自転車で松本のまちを観る。松本市では、初の社会実験として、平日ノーマイカーデーを11月21日に実施予定です。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

台風被害の爪痕も残る中、護国神社の第2鳥居も倒壊してしまったとのこと。停電していた地域もあったそうですが、松本市の公式ツイッターが細かく情報を発信してくれたおかげで状況がわかり、災害時における松本市公式Twitterの重要性を再認識しました。




昨日は、私も所属する松本青年会議所の例会があり、「車から自転車への転換」をテーマとしたプレゼンと事業報告が有りました。



9月22日(日)にノーマイカーデーがあり、そこで2回目の事業も実施予定です。松本市では、今年から新たな取り組みとして、「平日ノーマイカーデー」を実施することとなっています。

実施日は11月21日(水)朝7時〜8時半の間、松本駅前通りの4車線あるうち、一番南側の1車線を「バス専用レーン」とします。罰則があるわけではありませんが、バス専用レーンとなるため、一般車両の通行はできません。

この事業目的は次の3つです。

1,自動車依存からの転換
2,バスの利便性とスピード向上の検証
3,通勤時の渋滞緩和と市街地の交通抑制


この日は渋滞することも予想されますし、公共交通を利用することを市民全体で実験し、これからの松本のまちづくりを考える日となりますので、多くの方にこの社会実験への協力・参加をしていただきたいと思います。

ただ「車を使うな」と言われても、その代替手段がなければただ不都合になるだけなので、市では次のような対策を取る予定とされています。


・バス停に連結するような臨時のパークアンドライドを総合体育館や合同庁舎付近で設ける

朝と夕方の通勤時間帯にはバスを増便する


交通量調査とアンケート調査を実施して、事業の検証も行うこととなっています。市としては周辺企業や市民への啓発に注力していただき、全市的に実施しなければ意味がありません。みなさんにも、この日はぜひ声を掛け合いながら、「車を使わない松本の生活」を体験していただけたらと思います。

それでは、また明日。




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Posted by 青木たかし at 21:48Comments(0)交通

2018年09月04日

松本市は中核市へ2021年4月に移行。保健所は独自性発揮のため単独で設置し、新庁舎建設に合わせて二段階設置へ。

こんばんは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。

今日は台風21号が上陸し、その影響で市内でも一部地域に停電が発生しているようです。

強い風が吹いており、市内での農作物等への被害が心配されます。不要不急な外出はお控えください。




さて、松本市議会では昨日から9月議会が開会しています。

今回は会派の他の議員さんが登壇されるため、私は一般質問には立ちませんので、委員会審議に力を入れたいと思います。

開会初日、市から「中核市へ移行すること」と、課題解決の方向性が示されました。




4日付市民タイムスより

昨日示された主な内容は次のものです。


1,中核市への移行は2021年4月1日
当初目標より1年延期となったものですが、人材確保や保健所設置の課題解決のため、この延期が必要と判断されたものです。

,保健所は単独設置で、まず合同庁舎旧食堂スペースを改修して開設し、2025年の新庁舎建て替えの際に、新庁舎内あるいは別の場所へ、合同庁舎から移転する。
「2段階設置」と呼ばれ、一部実施が困難な業務については、それぞれの段階で県への委託を検討するとしています。

3,連携中枢都市圏の形成は、中核市に移行して、自治体としての体力を備えてから。

4,中核市推進室を設置し、正規職員4名と嘱託職員1名を配置。

5,移行による初期経費が15億7730万円、毎年の経費が1億2230万円となる見込み。



中核市移行の目的について、「市民に最も身近な基礎自治体が、県を介さず国に直接働きかけたり、県の許認可を待たずに地域課題に対応する等、市として主体的な行政運営ができるようになるためには、周辺も含め、自治体の体力がある今のうちに、できる限り早く移行することが重要」と、その意気込みが説明されました。

保健所を単独設置することとも了承されたこととなりますが、これは、保健所を独自で持つことによって、独自の健康福祉施策を展開するためとされています。「新しい形の保健所像」を実現するために、費用をかけてでも単独設置するとされました。
しかし、その独自施策の具体像がなんなのか、これまで議会から何度も質されているものの、その点が未だに示されていません

今回の補正予算では、中核市移行の市民説明をするためのパンフレットが作成されることとなっており、今後市民説明会も開催されることとなっていますが、保健所単独設置、2段階設置も含め、今後市民への十分な説明が求められます。移行に伴う細かなことが今回は議論されなかったため、今後その点の精査もしていきたいと思います。



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Posted by 青木たかし at 18:34Comments(0)中核市