2017年05月14日

イオン出店による松本の渋滞シミュレーションを動画で見ることが出来ます

こんにちは、最年少松本市議会議員の青木たかしです。



市のホームページ上に渋滞シミュレーションがまとめられていました。

動画を見るとイメージがまたわきやすいです。

動画中の赤丸が渋滞を表しますが、今の渋滞状況が区分Aで、対策せずにイオンが出店すると区分Bの状態になります。

それを対策することで区分Cの状態に近づけようと、市も鋭意取り組んでいます。

その対策としてどのようなことをするかですが、5月17日に市側から議会にまとめたものを報告することとなっていることは先日の記事の中で触れました。



今の段階で、市で行うイオンの渋滞対策は「市街地への車の乗り入れを抑えること」であるとされています。

この考え方は、市でこれまで取り組まれてきた「次世代交通」に通じるものがあります。

これは市街地での移動手段を、車から歩行、自転車、公共交通へと移行しようというもの。

目的は、CO2削減、健康増進、公共交通維持、渋滞対策、まちなかの回遊性向上などです。

具体的なものをあげると、


・市街地のいたるところに、乗り捨てのできるレンタサイクル、シェアサイクルを設置しよう

・抜け道として使うだけの車をなくして歩行者が歩きやすい道にしよう(通過交通の抑制)

・バスレーンを設置して、バスが優先的に走れるようにしよう

・今は廃止されてしまった路面電車を復活させて走らせよう


といったもの。

これらを具体化するため、市は平成27年に「次世代交通計画」をまとめています。

さきほどの最後の項目にあった路面電車については、この計画の中〜長期目標(20年程度のスパンの目標)として位置づけられ、検討項目に入っています。

松本の狭い道路では難しいと思いますが、富山市のように観光面でも効果があるので、検討の余地はこのように残されているべきであると思います。



一方、この次世代交通が計画としてまとめられたはいいものの、具体的に目に見えるかたちで実現されていないことが課題となっています。

ここで、この次世代交通計画には、策定した平成27年を起点として3〜5年のうちに実施することを目標とした「短期目標」というものが掲げられています。

具体的な短期目標は、


・Suicaなどの交通系ICカードでバスの運賃が払えるようになる

・スマートフォンでバスが今どこを走っているのか把握できるようになる(ロケーションシステム)

・バス停にベンチや屋根が設置される


などが挙げられています。


この短期目標の早期実現が、イオン渋滞対策と、次世代交通計画の推進につながることとなるため、28年12月議会でも、この計画を前倒しで実現してほしいと一般質問で取り上げました。

これらは一見難易度の高そうなものに見えますが、実施している自治体も全国的に目立ち始めました。

ロケーションシステムについては、特にスマートフォンが使える世代にとっては重要なものであると考え、2年前に明石市まで視察に行ってきました。

明石市では、バスにスマートフォンのような位置情報端末を載せて、その位置情報を収集し、リアルタイムで反映するというシステムなのでそこまで費用がかからず、端末代と、年間100万円程度の予算で運用されているということでした。

工夫によってはこのような低予算での実現も可能であることをこの視察で知り、先ほどの質問の際にも提案したところ、市側からは「提案の低予算のシステムを検討していきたい」との答弁を頂き、視察の成果があったと感じています。

あとは具体的にいつ実装されるようになるかということになるので、その点改めて聞いていきたいと思っています。

イオン渋滞対策についてはこの17日で聞けることを聞いていくつもりです。

それでは今日はここまでで。



SNSの登録をお願いします。
友だち追加

twitter@aoki1230

Facebook青木たかし

Facebookページ青木 崇



クレジットカードによるネット献金にて活動をお支え頂ければ幸いです。
SNSの登録をお願いします。
友だち追加
twitter@aoki1230
Facebook青木たかし
Facebookページ青木 崇
同じカテゴリー(一般質問・委員会質問)の記事画像
一般質問の録画が配信されました。新市長のもとでの初の一般質問を終えての感想や今後について。
松本城南・西外堀復元、平面整備から水をたたえた復元に方針転換。市長の公金支出の決意について質問。
松本市2人目の副市長の選任は早くて今年秋頃。6月定例会一般質問の報告について。
新市長の目指す松本市の未来像について
臥雲市長誕生後初となる6月議会の一般質問。今後の政治姿勢について、6月15日月曜日10時半過ぎに登壇予定。
新市長に臥雲義尚氏が当選し、「2期8年」が限度と表明。現体制では、市立病院は用地交渉断念し、副市長も退任へ。
同じカテゴリー(一般質問・委員会質問)の記事
 12月議会一般質問に登壇して、文化観光推進・文化振興についてと、廃止予定の四賀有機センターについて質問します。 (2020-12-04 22:33)
 一般質問の録画が配信されました。新市長のもとでの初の一般質問を終えての感想や今後について。 (2020-06-19 00:29)
 松本城南・西外堀復元、平面整備から水をたたえた復元に方針転換。市長の公金支出の決意について質問。 (2020-06-17 22:17)
 松本市2人目の副市長の選任は早くて今年秋頃。6月定例会一般質問の報告について。 (2020-06-15 20:55)
 新市長の目指す松本市の未来像について (2020-06-13 14:06)
 臥雲市長誕生後初となる6月議会の一般質問。今後の政治姿勢について、6月15日月曜日10時半過ぎに登壇予定。 (2020-06-10 21:57)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。